【百寺巡礼 第1巻 奈良】五木寛之 講談社文庫 562円

古寺・名刹のある場所には、不思議なエネルギーがある。それを体で感じ、新しい命を悠久の歴史に思う。大1巻は古の都、奈良。小雪の舞う室生寺聖徳太子の強く深い思いが込められた法隆寺。優しさといまに伝える中宮寺の半跏思惟像、「苔の海」が輝く秋篠寺。私の「百寺巡礼」の旅が始まる。
 
「百寺巡礼の旅のはじめに」
寺にも仏像にも、建築にも、ほとんど無智のまま私は旅に出た。なにかを学ぶためではない。何かを感じるだけでいいのだ、と思ったからである。この旅の途中でもし死ぬことができたとしたら、それこそが私の遊行期ではあるまいか。
 
第1番:室生寺(奈良) 女たちの思いを包みこむ寺
第2番:長谷寺(奈良) 現世での幸せを祈る観音信仰・・平成28年5月1日(2016)
第3番:薬師寺(奈良) 時をスイングする二つの塔
第4番:唐招提寺(奈良)鑑真の精神が未来へ受け継がれていく
第5番:秋篠寺(奈良) 市井にひっそりとある宝石のような寺
第6番:法隆寺(奈良) 聖徳太子への信仰の聖地
第7番:中宮寺(奈良) 半跏思惟像に自己を許されるひととき
第8番:飛鳥寺(奈良) 日本で最初の宗教戦争の舞台
第9番:當麻寺(奈良) 浄土への思いがつのる不思議な寺
第10番:東大寺(奈良) 日本が日本となるための大仏・・平成28年5月1日(2016)
 
何時の事か、TVで五木寛之の「百寺巡礼」を何気なく見ていて、今まで興味もなかったものが急に面白く思え、この本を購入。そして、いつしか私も百寺巡礼をしたいと思うようになり、少しの知識を入れようとメモを取るようになる。今まで行ったことがある寺も、少しの知識があるだけでも、また違った感慨に耽ることができる。五木寛之のいう「遊行期」には、今の私にはまだ
早い気もするが古寺名刹には不思議なエネルギーもあり、あえて何かを学ぶためだはなく、何かを感じる旅になればそれで良い。

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