第7番「中宮寺」半跏思惟像に自己を許されるひととき(奈良県生駒郡)

第7番「中宮寺」半跏思惟像に自己を許されるひととき(奈良県生駒郡

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住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2 TEL:0745-75-2106
拝観料:500円 駐車場:
拝観時間:9時00分~16時00分
アクセス:法隆寺駅から徒歩15分

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正式名:
山号:法興山
宗派:聖徳宗
本尊:如意輪観音(伝)
開基:聖徳太子(伝)
寺格:
創建年:飛鳥
別称:
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法隆寺夢殿の隣りにひっそりとし佇む中宮寺は、創建された時は、現在地から東に数百メートル離れた位置にあった。当初は、約三十メートルの高さの五重塔がそびえ、七堂伽藍を有した大寺院だったともいわれている。中宮寺は十六世紀半ばから、皇族の女院を寺主とする門跡尼寺になっている。現在の宗派は、法隆寺と同じ聖徳宗だ。尼寺ということで、やはり優美なたたずまいである。
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中宮寺は半跏思惟像と天寿国繍帳の寺として知られている。とくに、本尊の半跏思惟像は、穏やかな微笑みを浮かべた有名な像だ。この半跏像は、日本に現存する仏像のなかでも非常に人気が高い。本来、仏像には男女の性別はない。例外的に、武将のすがたをした帝釈天や四天王(持国天増長天広目天多聞天)などは男性神、吉祥天・弁財天などは女性神である。この「天」の名のつく諸尊は、もともとは仏教以外のヒンドゥー教バラモン教などの神々で、仏教にとり入られて守護神となったものだ。それに対して、仏(如来)とは宇宙の真理を悟った者で、それぞれの極楽浄土を主催している存在である。つまり、厳密に言えば、釈迦如来薬師如来阿弥陀如来大日如来盧舎那仏などの如来像だけが「仏像」だということになる。
悟りを開いた仏(如来)に対して、菩薩はいわば修行中の身である。
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斑鳩の一角で長い歴史を通して、ずっとつづいてきた時間の重み。その重みというものを感じることができて、私はふしぎに充実した気持ちを感じた。(百寺巡礼:五木寛之より)
 
未訪寺