第21番「金閣寺」目もくらむような亀裂に輝く寺 (京都府京都市 )

住所:京都府京都市北区金閣寺町1 TEL:075-461-0013

拝観料:400円(大人) 無休
拝観時間:9:00-17:00
アクセス:京都市営バス金閣寺前」(12・59系統)

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正式名:北山鹿苑寺
本尊:観音菩薩(方丈本尊)
開基:足利義満
寺格:相国寺山外塔頭

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門柱には「鹿苑寺 通梢 金閣寺」とある。あの金閣鹿苑寺の伽藍のひとつであり、本尊を安置する本堂ではなく、舎利殿
総門をくぐるとき、「五用心(五戒)」という張り紙が目についた。
1、生命あるものを殊更に殺さざるべし
2、与へられざるものを手にすることなかるべし
3、道ならざる愛欲をおかすことなかるべし
4、いつわりの言葉を口にすることなかるべし
5、酒におぼれてなりはひを怠ることなかるべし
五戒とは出家していない信徒が守るべき戒めのことだ。金閣は三層に建てられている。一層は「法水院」、なかには宝冠釈迦如来座像と室町幕府三代将軍足利義満の座像が安置されている。ニ層は「潮音洞」。三層には舎利殿の由縁である仏舎利が安置されている。この仏道の内壁すべてに金箔が貼られている。まさに金閣はその名にたがわず外壁のみならず、内壁までも金箔で覆った類まれな豪奢な建造物なのである。
水上勉さんは、ここに禅はないと断言されている。極貧清浄を主眼とする禅宗の寺と権力者のつくった黄金の寺との落差を痛感されるためであろう。
鏡湖池の端にたどりついたとき、ふと振り返ると日が陰ったせいか、一層部分の室内がひときわ明るみ、なかの宝冠釈迦如来座像がくっきりと浮かび上がってみえた。
(百寺巡礼:五木寛之より)
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鎌倉時代の公卿・西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け「北山殿」と呼ばれる大規模な邸宅を造営(御所に匹敵する敷地を有す)。義満の死後、「北山殿」は舎利殿を残して解体され禅寺となった。
昭和25年、学僧による放火で全焼し、昭和30年に復元される。この事件は三島由紀夫金閣寺」・水上勉「金格炎上」の題材伴っている。

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平成24年10月20日(2012)
学生の頃はこの近くの衣笠に一時期住んでいたことがあり、一度だけ雪の金閣を見た事があった。解け始めの金閣ではあったが、それは幻想的で今でも目に焼き付いている。しかし、豪華絢爛であるが故に私には今ひとつ馴染めないでいる。何か禅寺としての趣が感じられないためなのだろうか。しかし、金閣の歴史、放火による復元、金閣を題材にした小説に触れ少しづつではあるが、興味をそそられる。
しかし、いつの日か雪の金閣をまた見てみたいものである。